ゴルフはデジタルorアナログ
皆様こんばんは。
久しぶりにブログを書いています。
暑い日が続いておりますが、じぶんのごるふの会員の皆様には思い存分練習やレッスンに励んで頂いて有難い限りです。
外は猛暑なので、当施設は室内ということもありとても涼しい環境の中でより練習に集中して頂けているのではないかと思います。
さて今回のお題のゴルフはデジタルかアナログかのお話です。
最近は、ゴルフをされる方の70%以上の方がお持ちだと思われる距離計測器なのですが、これがとても便利な物で距離計測器なしではゴルフが出来なくなってしまってる方も多いと思います。
僕がゴルフを始めた頃は、グリーンのピンポジションも手前、真ん中、奥みたいなピンポジションの紙が手引きのカートに置いてあるだけで距離表示もフェアウェイの左右にある丸い木(ぼんぼりと呼んでいた)が目印でセンター100とか150というスタイルでした。そこから手前ピンの場合はおおよそ8ヤード引くとか奥ピンの場合は10ヤード足すみたいな感じでした。
ですのでアナログ的な要素が満載でありました。
実際のところ残り何ヤードかはっきりした数字は分からずゴルフをしてたというのが事実なのですが、ただそういう状況の中でも雰囲気でここは7番じゃ届かないから6番でみたいな感性は養われていたかと思います。
もちろん距離計測器によってはっきりした数字が出るので安心して打てるという状況を作れるから助かる場面もあるため一概には言えませんが、面白いことに、正直、距離計測器が普及した影響によりスコアが良くなってるという風には僕自身はあまり感じていないんです。
むしろスコアが良くなってる原因は、クラブの進化により楽にまっすぐ飛ぶとか飛距離が伸びてるとかUTが出て来て長い距離からでもグリーンに止められる等という道具の進化によるところが大きいのではないかと感じています。
こういうと、距離計測器を作ってくださってるメーカーさんに怒られそうですが、なぜはっきりした数字が分からずゴルフをしていた時代でも60台のスコアが出せていたのか、人間の目による感覚的な距離感やその場の雰囲気で番手を選ぶ感性が非常に優れていたのではないかと思います。
ですので現代の道具の進化によりまっすぐ簡単に打てるクラブ等のデジタル的な要素を利用しながら多くの方がゴルフを上手くなるチャンスが広がってると思います。
ですので僕がオススメするのは、知らないコースでまわる場合は距離計測器を使って、皆さんがよくまわるコース等では距離計測器を使わずゴルフすることで自分の目の感性を養い鍛える事がいいのではないかと思います。
最新の良い道具を利用する事と、人間の感性を養う為に距離計測器に頼り切ってゴルフしない事により野生の感のような物を身に付ける事によりちょうど良いバランスでゴルフが上達していくのではないかと思います。
あくまで僕が24年ほどゴルフをしてきて感じる事なので、正解というわけでもないと思いますし、絶対もないのですが、ゴルフの考え方の1つとして参考になれば幸いです。
では皆様暑い日が続いてるため、健康に気を付けてゴルフを楽しんで頂けたらと思います🙌
じぶんのごるふ代表
PGAトーナメントプレーヤー
松本浩